自転車損害賠償保険に加入を
7月1日から、「大阪府」で「自転車利用者は、自転車損害賠償保険等に加入しなければならない」と言う条例が始まり、自転車に乗る人全員に対し、また、府内で自転車を使う場合は「府民かどうかを問わず」事故の損害を賠償する保険への加入が義務づけられるようです。
自転車損害賠償保険の加入義務付けは、事故の加害者側に高額な賠償を命じる判決が相次いだことが背景にあるようで、2015年、府内では自転車事故による死者が50人と前年から16人増え、事故件数も合計1万2222件と“全国ワースト1”だったとのことです。
全国的には、「兵庫県」では15年10月からすで始まっており、「滋賀県」でも今年10月に導入されるとの事です。
自治体だけでなく、立命館大学では、学生が起こした自転車の死亡事故をきっかけに、12年度から、自転車通学する場合は、警察官らの講習を受けた上で補償額最高1億円以上の保険加入を義務づけており、これまでに約1万7千人が登録しているようです。
「東京」では現時点では「義務化」ではないが、“検討段階”であるようです。
個人的には、この「義務化」には賛成です。
無論、当方でも【au損保 ケガの保険 Bycle】に加入しております。
月額:370円で、補償金額は最大2億円
自転車の保険では、【TSマーク(自転車向け保険)】という「傷害保険と賠償責任保険が付いています(付帯保険)」というのがありますが、補償金額は青色TSマークで最大1,000万円、赤色TSマークで最大5,000万円と近年高額化する賠償金額と比べれば安い金額となっております。
また、この【赤色TSマーク(自転車向け保険)】にも加入しております。
ちなみに、賠償金額の最高額は、
2013年7月4日判決: 9,521万円
【賠償金額の内訳】
・3,940万円(将来の介護費用)
・2,800万円(怪我の後遺症に対する慰謝料)
・2,190万円(逸失利益=事故によって得られなくなった利益)
どうですか、2013年7月4日判決の事故では、
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中に、歩行中の女性(62歳)と正面衝突し、女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態になっております。
この賠償は、加害者の親が支払う事になります。
どうですか、いきなり子どもが事故をおこし、その賠償を背負う羽目になったら…
ちなみに、被害者が62歳の方であった為にこの金額(9,521万円)で済んだとも言えます。
働き盛りの若い方だったら、その金額は軽く億を超えていたはずです。
だからこそ、“自転車損害賠償保険に加入”をして頂きたいのです。
保険は様々なものがあり、
当方が加入している【au損保 ケガの保険 Bycle】以外にも、
【セブンイレブン 自転車向け保険】年額:3,990円~・賠償:最大3億円
【ドコモの保険 サイクル保険】月額:440円~・賠償:最大2億円
【日本サイクリング協会 JCA自転車保険】年額:4,000円~・賠償:最大2億円
【三井住友海上 ネットde保険@サイクル】年額3,990円~・賠償:最大3億円
などがあります。
保険の紹介はこのぐらいにして…
車移動が当たり前の当店では、自転車のマナーの悪さに驚く事が多くあります。
・猛スピード
・無点灯
・歩きスマホでなく、自転車スマホ(マジです!!)
・信号無視
・突然の右折・左折
など、危険と思う運転が目立ちます。
「保険に入っていれば良い」と言う問題ではないのですが、この驚くマナー違反(交通違反)で事故に遭遇する方々の人生を守る(金銭的な部分で…)には、“保険”しかありません。
「高額な保険料が払えない」加害者の為に、被害者が酷い目に有るなんてあってはなりません。
個人的な意見ですが、東京でも“保険の加入義務を”と願っております。
特に“小さなお子様がいらっしゃる親御様”などは加入をお願いいたします。